【初心者でも失敗しない】しっとりレーズン入りシナモンロール完全ガイド

ふんわり香るシナモンと、しっとり甘いレーズンが後を引く「レーズンシナモンロール」。今回は、家庭用オーブンレンジを使い、手ごね・ストレート法で本格的に仕上げるレシピをご紹介します。

初めてパンを作る方でも大丈夫。ミキシングから焼成までの工程を一つひとつ丁寧に解説しますので、ぜひ週末のパン作りにチャレンジしてみてください。

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材料(6個分)

材料名分量備考
強力粉(カメリヤ)225g国産小麦でも可
砂糖15gグラニュー糖推奨
4g精製塩でもOK
ドライイースト2.5g低糖質用
牛乳170g捏ね上げ温度26℃
無塩バター15g生地用
レーズン60g熱湯で戻す
色付け用卵適量つや出し用(省略可)

焼成

オーブンモード:190℃で約16分


フィリング(シナモンシュガー)

  • 無塩バター:15g(室温に戻す)
  • グラニュー糖:26g
  • シナモンパウダー:7〜10g(お好みで調整)

アイシング

  • 粉糖:40g
  • 卵白:9g

作り方の工程

1. レーズンの準備

まず最初にレーズンの下処理を行います。

  • レーズンを熱湯に浸けて20〜30分ふやかします。
  • 柔らかくなったらキッチンペーパーで水分を拭き取ります。

ポイント:
水分が多いままだと焼成後に中で空洞ができる原因になります。


2. ミキシング(手ごね)

材料を合わせる:

  1. ボウルに強力粉、砂糖、塩、ドライイーストを入れ混ぜます(イーストと塩が直接触れないように離して入れましょう)。
  2. そこに牛乳を加え、粉っぽさがなくなるまで混ぜます。
  3. 粉っぽさがなくなったら、台に移して手でこね始めます。

生地をこねる:

  • 生地がひとまとまりになってきたら、台の上に出してこねる
  • 指が透けて見えるくらい薄い膜が張るようになったら、無塩バター15gを加えます。
  • バターが完全になじみ、生地がなめらかで薄くのばしても破れない(グルテン膜ができた)状態になれば捏ね上がり。
  • 捏ね上げ温度は26℃です。

3. 一次発酵(35℃で60分)

生地を丸めてボウルに戻し、35℃で約1時間発酵させます。

目安:
・生地が約2倍の大きさに膨らんでいれば完了です。
・指に粉をつけて生地に差し込み、跡がゆっくり戻るかそのまま残るのが目安。


4. ガス抜きと丸め(三つ折り)

一次発酵が終わったら、生地を軽く押してガス抜きをします。

成形前の準備:

  1. 生地を三つ折りにして
  2. 20~30分ベンチタイム(休ませる)
  3. 麺棒で約30×30cmの正方形にのばす
  4. 伸ばした生地の上部4㎝はのりしろとして空けておく。

三つ折りの目的:
・生地を均一に整え、レーズンとフィリングを巻き込みやすくするためです。


5. シナモンシュガーとレーズンをのせる

フィリングは以下の手順で準備します。

成形のコツを動画で

フィリングの作り方:

  • グラニュー糖、シナモンパウダーをよく混ぜます。バターは室温に戻しておく

生地への塗布と具材:

  1. のばした生地にバターを塗り、シナモンフィリングを振りかける。
  2. 戻したレーズンを全体に散らします。
  3. 下からくるくると巻いていき、巻き終わりをしっかり閉じます。

6. 成形と最終発酵(35℃で40分)

成形の流れ:

  1. 巻いた生地を6等分にカットします(1つ約5cm幅)。
  2. ペットカップ(直径9㎝)を鉄板に等間隔に並べます。
  3. 35℃で約40分、ひとまわり大きくなるまで最終発酵します。

ポイント:
・この段階で焼き上がりの見た目が決まるので、切り口は上を向けて並べましょう


7. 焼成(190℃で16分)

発酵が完了したら、表面に溶き卵(色付け用)をハケで塗り、予熱したオーブンで焼成します。

  • 190℃のオーブンモードで約16分焼成
  • 焼き色がついたら取り出し、粗熱を取ります

8. アイシングで仕上げ

パンが完全に冷めてから、アイシングをかけて仕上げます。

アイシングの作り方:

  1. 卵白に粉糖を加え、なめらかになるまで混ぜます。
  2. スプーンや絞り袋を使ってパンの上にかけます。

注意:
パンが熱いとアイシングが流れすぎるので、しっかり冷ましてから行いましょう。
卵白の代わりに水でも代用できますが、時間とともに透明に近づきます。


まとめ:家庭でも本格的な味に!

今回ご紹介したレーズンシナモンロールは、以下の工程を守ることでプロ顔負けの仕上がりになります。

工程ポイント
ミキシングバターの混ぜるまでに8割くらい捏ね上げておく
一次発酵しっかり2倍になるまで発酵させる
レーズンの戻し方水分をしっかり切る
成形最初は強く、途中でたるまないように巻く
最終発酵焼く前にしっかり膨らませる
焼成190℃で16分、きつね色に焼く
アイシング冷めてからかけて美しく

手間はかかりますが、工程をひとつひとつ丁寧に進めれば、家庭のオーブンでもふんわり美味しいレーズンシナモンロールが作れます。
冷凍保存も可能なので、たくさん作っておいて朝食やおやつに楽しんでくださいね。


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