はじめに
毎日口にする「食パン」こそ、素材にこだわり、安心して食べられるものを選びたい──そんな想いから、今回は家庭のオーブンレンジで作る、自家製食パンのレシピをご紹介します。
特別な材料や難しいテクニックは不要。少しの時間と愛情があれば、ふんわり香ばしいパンのおかげで、理想の朝を迎えられるかもしれません。
ここでは、「ストレート法(生地を一気にこねて発酵させる基本的な方法)」を用い、シンプルな工程で、毎日の食卓にぴったりな食パンを作る手順をご紹介します。

使用する材料(1斤型 1本分)
- 強力粉(カメリヤ):250g
- 塩:5g
- 砂糖:20g
- ドライイースト:2.5g
- 牛乳:60g
- 水:110g
- 無塩バター:20g
200℃/25分
手順とポイント
ミキシング(手ごね)
しっかりこねることが大切です。グルテンを形成することで、ふんわりと膨らみ、弾力のある食パンに仕上がります。
生地はなめらかで弾力のある状態になるまで
- ボウルに強力粉、塩、砂糖、ドライイーストを入れて混ぜておきます。
- 牛乳と水を合わせて加え、全体を粉っぽさがなくなるまで混ぜます。
- まとまったら台に移し、台にこすりつける要領で10〜15分こねます。
- 生地がつるんとまとまり、薄くのばしても破れにくい「膜(グルテン膜)」ができたらOK。
バターを加える前まで、生地は完成まで7~8割捏ね上がっている状態が理想 - 最後にバターを加え、叩きごねも使いながらさらに10分ほど捏ねて仕上げます。
※初めはべたつきますが、こねるうちにまとまってきます。根気よく続けましょう。
一次発酵(目安:35℃で60分)

生地が約2倍に膨らめば一次発酵完了です。発酵によってイーストがガスを生み、生地がふっくらと柔らかくなります。
- 生地を丸め、油を薄く塗ったボウルに入れます。
- ラップをかけて35℃で60分を目安に発酵させます。
- 指に粉をつけて生地の中心をさし、穴がふさがらなければ発酵完了。
※スチーム付きのオーブンの発酵機能(35℃)があれば、ぜひ活用しましょう!
丸め(ベンチタイム)
生地を優しく丸めて20~30分休ませます。生地を緩ませることで、次の成形がしやすくなります。
- 2等分してガスを抜いたら、生地を丸め直します。
- 生地の表面を張らせるようにしてボール状に、又は三つ折りでもOK。
- 生地が乾かないように20~30分休ませます(ベンチタイム)。
成形(めん棒を使って成形し、一斤型へ入れて発酵)

美しく焼き上げるには丁寧な成形がポイントです。均一に成形することで、焼き上がりの形が整い、ふくらみにもムラが出ません。
- 生地を手で軽く押してガスを抜き、めん棒を使って縦長の長方形に伸ばします。
- 上からくるくると巻いていき、最後はしっかり閉じます。
- 閉じ目を下にして、型に入れます(1斤型使用)。
※生地にたまったガスしっかりと抜いて巻くのがコツです。
最終発酵(目安:35℃で40分)
型の8分目〜9分目まで膨らめば発酵完了です。最終発酵でしっかり膨らませることで、ふわふわ食感になります。
- 型に入れた生地を35℃で40分を目安に発酵。
- 表面が型の高さから1㎝下程度になれば焼成準備OK。
※時間だけではなく、目で状態を確認しながら発酵を見極める。

焼成(200℃で25分)
予熱をしっかり行い、200℃で25分焼きます。高温で一気に火を入れることで、ふくらみと焼き色を両立できます。
- オーブンは事前に200℃で予熱しておきます。
- 型を入れたらそのまま25分焼成。
- 焼き上がったらショックを与えてからすぐに型から外し、網の上で粗熱をとります。
※焼き上がりにショックを与えることで変形(ケービング)を防ぎます。

まとめ|手作り食パンで、朝の幸せを毎日に
今回のレシピは、強力粉「カメリヤ」「インスタントドライイースト」などスーパーで手に入る材料を使い、特別な道具も不要。週末にまとめて焼いて冷凍しておけば、平日でも解凍してほかほかのパンを楽しめます。
パン作りに慣れてくると、自分なりのアレンジやタイミングの工夫も楽しめるようになります。自家製食パンは、きっと家族の健康を守る食卓の柱になってくれるはずです。
ぜひあなたも、今日から「手ごねパン生活」を始めてみませんか? 部屋中に広がる焼きたての香りが、毎日の朝を特別なものにしてくれるでしょう!

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